◆サプライチェーン・セキュリティ対策
  米国関税局の新たなセキュリティスキーム(C-TPATとCSIについて)
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24時間ルール、Break Bulk 貨物の解釈について
2002/11/28

外国港での貨物積込24時間前のマニフェスト情報事前申告ルールの解釈について、米国の法律事務所(White&Case)より、下記の通り米国関税庁the Office of Trade Compliancesの回答がありました。[1]

1.
自動車、建設機械(Excavators)、その他産業機械等大型でコンテナに積載されない貨物とBreak Bulk Cago の取り扱いについて[2]
  • 自動車、建設機械(Excavators)、その他産業機械等大型貨物はBreak Bulk Cargoと見なされ、したがって、キャリアから文書で24時間ルール適用の免除をNational Targeting Centerに申請しなければならない。
  • 24時間ルールの適用免除となるか否かの基準は下記を含むもの(19 C.F.R. Section4.7(a)(1)-(4)参照)
    a) 当該貨物を梱包あるは束ねている方法、出所(Source)、身元(identity)
    b) 寄港地
    c) 当該貨物の輸送に使用する船舶の番号
    d) 当該船舶の荷主及び輸入者のリスト、及び荷主及び輸入者がC-TPATの参加者であるか
  • 適用免除が認められるまでは、24時間ルールが適用される。
  • この解釈は今後も変更され得ると関税庁は示唆しており、弁護士は、施行初期においては、BulkCargoに係わる24時間ルール適用免除を狭い解釈に基づいて適用すると分析。
  • 米国関税庁では、現在、適用免除に関する「質問表(Exemption Questionnaire)を準備している段階にあり、近く米国関税庁のウェブサイトに掲載される予定(具体的な日取りについての示唆はなし)。
  • また米国関税庁は以下について示唆した。すなわち、自動車、建設機械(Excavators)、その他産業機械等大型貨物を将来的(Prospectively)にBulk cargoと見なして、24時間ルールから免除する特別(ad hoc)な決定を発表する可能性もある。したがって、キャリアは、24時間ルール適用免除申請準備にあたって、注意を払っておく必要がある。

2.詳細な貨物の説明、申告額が2000ドル以下の場合
  • 貨物の詳細な説明に6桁HSコードを用いる場合、2000ドル以下であっても記述しなければならない。

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[1] White&Caseのレポート原文にご関心の組合員の方は、橋本までお問い合わせ下さい。
電話03-3431-9800、hashimoto@jmcti.or.jp
[2]11月5日付け「米国関税庁のファイナル・ルール」(下記URL)参照
http://www.jmcti.org/C-TPAT/vol.1/2002/C-TPAT_CSI_1-19.htm



以上


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