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米国政府OMB(行政予算管理局)が「10+2ルール」を承認  (近く「10+2ルール」の最終規則発表か!)
2008/11/10

1.米国政府OMB(Office of Management and Budget、行政予算管理局)は、先週木曜日11月6日に「10+2ルール」の最終規則案(ファイナル・ルール)を承認しました。これにより、国土安全保障省税関国境警備局(CBP:Customs and Border Protection)が「10+2ルール」の最終規則を発表するための道が開けたことになります。

※OMBの承認は下記にアクセスして下さい。
www.reginfo.gov/public/do/eAgendaViewRule?ruleID=286745

2.今後の見通しについて、ロバート・ピサーニ弁護士(Pisani & Roll PLLC)によれば以下の通りです。
①最終規則は今後1~2週間以内に発表されるだろう。
②最終規則発表から60日後に施行。施行後、一定期間はペナルティを科さない(一定期間とは少なくとも6か月間)。
③一部で主張されているプロトタイプ・テストは行われないだろう。
④最終規則案はまだ明らかにされていない。最終規則が発表されるまでに議会が最終規則案をレビューする可能性も
 ある。

3.これまでの経緯
①2006年10月
SAFE Port Act成立
②2006年11月
10+2ルール 素案発表
③2008年1月
プロポースド・ルール発表 パブリック・コメント募集
④2008年3月
パブリック・コメント締切(提出コメント:約200件)
⑤2008年8月
CBP、最終規則案をホワイトハウスOMBへ送付
⑥2008年11月
OMB 最終規則案を承認
11月1日までに最終規則案が発表され、60日後の2009年1月1日から施行といわれていたが、この時点までには最終規則の発表はなかった。現政権のうちに10+2ルールを施行するためには、オバマ新大統領の就任式が予定されている2009年1月20日から60日逆算し、11月19日までに最終規則が発表されなければならないとの観測が浮上。今般のOMBによる承認によって、CBPが最終規則を11月19日までに発表しようと思えばできるようになった。

4.10+2ルール(草案)の概要については、当組合ホームページ下記にアクセスして下さい
 http://www.jmcti.org/C-TPAT/vol.1/2008/C-TPAT_CSI_1-108.htm


(本件に関するお問合せ)
日本機械輸出組合
部会・貿易業務グループ(橋本、多田)
Tel:03-3431-9800
Fax:03-3431-0509
Email: hashimoto@jmcti.or.jp (橋本)
    tada@jmcti.or.jp (多田)

以上


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