国連国際海事機構(IMO:International Maritime Organization)では、テロ対策セキュリティの一環として、国際輸送に係る船舶・港湾の安全対策のために所定の安全・監視態勢を施すことを骨子とするISPS(International Ship and Port Facility Security)コードが2002年12月に採択されており、明日7月1日より実施されます。
ISPSコードに未対応な船舶、あるいは未対応の港湾に寄港してきた船舶について、最悪の場合、入港拒否もあり得る内容の規則となっておりますが、現実の運用は蓋を開けてみるまで分かりません。IMOが発表している対応状況では、実施を目前に控え各国港湾、各船舶の対応準備が十分に進んでいるとは言えない情況にあり、一部では、このまま厳格に規則が適用されるならば国際物流に大きな混乱が生じるのではないかとの懸念が伝えられていますが、他方、主要船社、欧米・アジアの主要港湾は対応済みとの報告となっています。
添付ファイルにて実施直前の情況についてご報告いたします。
添付ファイル →
isps.pdf
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