2.今後の見通しについて、ロバート・ピサーニ弁護士(Pisani & Roll PLLC)によれば以下の通りです。
①最終規則は今後1~2週間以内に発表されるだろう。
②最終規則発表から60日後に施行。施行後、一定期間はペナルティを科さない(一定期間とは少なくとも6か月間)。
③一部で主張されているプロトタイプ・テストは行われないだろう。
④最終規則案はまだ明らかにされていない。最終規則が発表されるまでに議会が最終規則案をレビューする可能性も
ある。
3.これまでの経緯
①2006年10月
SAFE Port Act成立
②2006年11月
10+2ルール 素案発表
③2008年1月
プロポースド・ルール発表 パブリック・コメント募集
④2008年3月
パブリック・コメント締切(提出コメント:約200件)
⑤2008年8月
CBP、最終規則案をホワイトハウスOMBへ送付
⑥2008年11月
OMB 最終規則案を承認
⑦
11月1日までに最終規則案が発表され、60日後の2009年1月1日から施行といわれていたが、この時点までには最終規則の発表はなかった。現政権のうちに10+2ルールを施行するためには、オバマ新大統領の就任式が予定されている2009年1月20日から60日逆算し、11月19日までに最終規則が発表されなければならないとの観測が浮上。今般のOMBによる承認によって、CBPが最終規則を11月19日までに発表しようと思えばできるようになった。
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