ベトナムにおける貿易・投資上の問題点と要望
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本表の見方 |
12. 為替管理 |
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経由団体※ |
問題点 |
問題点の内容、国際経済法上・二国間協定上の解釈 |
要望 |
準拠法、規則、運用 |
| JEITA 日機輸 |
(1) 実需原則による為替取引制限 | ・実需原則に基づき投機的な取引が禁止されていることから、外貨購入については金融機関に実需取引の有無を確認する義務が課せられている(インボイス、ローン契約書等)。同一グループのシンガポール金融会社との為替取引(為替決済実行時の相互資金送金)が不可能。 | ・為替取引の自由化。 | ・SBV(中央銀行)為替制度 |
| (対応) ・外為制度は実需原則に基づき投機取引が禁止されている。外貨購入に際して金融機関に実需取引を確認する義務が課せられている。 ・中央銀行は金融機関に実需確認を求めており、銀行は海外への支払い決済に際し取引契約書、インボイス、通関証明の提示を求めている。実需確認はベトナム・ドンから外貨へのエクスチェンジ(先物予約を含む)にも必要とされる。外貨からベトナム・ドンへのエクスチェンジにも資本取引に関しては実需確認が必要とされる。 |
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| JEITA JPETA 電線工 日機輸 |
(2) 外貨借入規制 | ・外貨借入について、以下の問題がある。 −外貨収入のない会社は国内金融機関から外貨借入ができない。 −借入に際しては資金使途を証する書類(実需証明書類)の提出が必要。 ・銀行からの借入用途が限定される。 ・ベトナム国内で借入した外貨は、外貨収入を原資として返済しなければならない(ベトナムドンを返済の原資とできない)。国内取引において支払いを受けたベトナムドンは外貨借入の返済に充てられず、運転資金計画に影響を与える。 |
・外貨取引の条件撤廃、緩和。 ・用途を流動的にしてほしい。 ・規制の緩和。 |
・SBV外貨管理制度 ・Circular No.07/2011/TT-NHNN ・Circular No.37/2012/TT-NHNN |
| (対応) ・2011年3月25日、ベトナム商工省はベトナムへの輸入を奨励しない品目リストを定めた決定第1380号(Decision No. 1380/QD-BCT)を公布した(即日発効)。同リストには、HS第73類、第84類、第85類、第87類、第90類、第91類の品目を含む幅広い製品が列挙されている。同リストは当該品目に対する障壁を積極的に設けるものではないが、ベトナム政府は当該品目の輸入を抑えるため、輸入者が外貨を入手しづらくするよう制限を試みている。ベトナム国立銀行(SBV)は2010年4月29日付けOfficial Dispatch No. 3215/NHNN-CSTTを通じて、信用機関に対し、同リストに列挙された製品の輸入代金の決済に使用される可能性のある外貨の貸付を慎重に検討し、厳しく管理し、制限するよう指示した。SBVはまた、2010年11月20日付けDecision No. 2677/QD- NHNNを通じて、同リスト及び国内製造必需品リスト(2010年5月28日付け商工省決定第2840号)に列挙された製品の輸入代金の決済を目的とした信用機関による外貨の販売、貸付、送金を日々監視するための部門間作業グループを設置した。ベトナム政府は、同リストに列挙された製品のMFN税率を近い将来に引き下げる予定はない。 |
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| 日製紙 |
(3) 借入金の使途制限 | ・長期借入は登録が必要であり登録目的外の使用が制限されており、一定の金額をプールした中での時宜を見た投資などへの自由な資金活用ができない。 | ・登録自体の廃止が不可であれば、概算枠による登録などへの変更により使途制限を緩和して欲しい。 | |
| JEITA 日機輸 |
(4) 二重為替相場 | ・クローリングペッグ制度を採用しているが、中銀設定の為替レート(USD/VND)と非公式市場のレートの間に乖離が生じており、ベトナム市場でUSDが調達できずベトナム国外へのUSD支払が遅延する。 | ・中銀の為替介入による非公式レートの撲滅。 ・変動相場制への移行。 |
・SBV外貨管理制度 ・Decree No.160/2006/ND-CP ・SBV為替制度 |
| (対応) ・ベトナム中央銀行(SBV)は2008年3月10日、ベトナム通貨ドン(VND)の1日の為替変動幅を公式為替レートのプラスマイナス1%(従来は0.75%)に拡大すると発表した。この措置は、記録的な高インフレへの対策として為替変動幅をプラスマイナス2%に拡大するよう指示したグエン・シン・フン副首相の3月4日付け指令を受けて発表されたものである。食品や石油の輸入コスト上昇と中国製品の輸入増とが相俟って、2月のインフレ率は前年同月比15.7%と12年ぶりの大幅な伸びを示した。大半のアジア通貨(人民元を含む)の価値は、米ドルに対して上昇している。一方、ベトナムの政策当局は、輸出を促進し、成長率目標8〜9%を達成するため、ドン高を抑えようとしている。通貨供給に的を絞ったベトナムの金融政策は自国通貨ドンに一層の上げ圧力を加えており、このことが流動性の収縮(liquidity crunch)をもたらしている。また3月4日付け指令に基づき、中央銀行と政府はそれぞれ、インフレに対処し、信用の拡大を抑えるための多くの措置を講じる予定である。 ・2009年11月25日、スポットレートと闇レートとの差は過去10年間で最大の約16%にまで拡大した。闇レートは2009年1月の1米ドル=約1万7500ドン(平均公式レートの1米ドル=1万7463ドンに近かった)からスタートし、2009年11月25日には、1米ドル=約1万9800ドンへと12%近く下落した。この下落後、闇レートは1万9500〜1万9700ドンにまで強まったが、公式レートと闇レートの間には依然として大きな開きがある。 ・2011年2月11日、ベトナム国家銀行(中央銀行)は、�…眠潺疋鵑梁丱疋襯灰▲譟璽箸�1ドル=1万8,932ドンから2万693ドンに切り下げる、��為替取引バンドは±3%から±1%に縮小すると発表し、即日実施した。今回のドン切り下げは輸入超過の抑制、主体的で柔軟な金融政策を実施するためであるとしている。 ・2011年2月以降、米ドル/ベトナム・ドンの直物取引の値幅は中銀が提示するコアレート+−1.0%に制限されている。 ・2012年8月、ドンの急落に対応するため二重相場制が復活した。 ・2013年6月28日、中銀は1年半ぶりにドンの対米ドルコアレートを1%切り下げ、ドン建て及びドル建て預金の上限金利の引下げを実施した。 ・2016年1月4日より、米ドル・ドン為替レートに「中心レート」を設け、毎朝発表して円やユーロ、人民元などの他の主要通貨と連動させる制度を導入した。中心レートを変更する際には、�ゞ箙坿屬砲�けるドル・ドン加重平均レート、�▲戰肇淵爐箸遼念廖�貸出・借入、大きな投資がある各国の主要通貨の海外市場での変動、��マクロ経済と為替のバランス、�ぐ拌慇�策の目標との整合性、が考慮される。 |
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