タイにおける貿易・投資上の問題点と要望

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23. 諸制度・慣行・非能率な行政手続
経由団体※
問題点
問題点の内容、国際経済法上・二国間協定上の解釈
要望
準拠法、規則、運用
フル工
自動部品
日機輸
(1) 官公庁提出書類へのサイン要求 ・政府提出書類のコピー全てにサインが必要とされているため、時間がかかり非効率。
・既に報告登録済みである身分証明書類を、書類申請の度に複写し各ページにサインの上添付しなければならない。
また、会社登録書類の複写の添付を求められる。その為、多大な事務工数を費やしている。
・効率化に向けて必要サインを限定する等の業務効率化。
・基礎情報(会社・代表者身分)の管理を個別申請と分けて管理し、膨大な重複業務工数を削減してほしい。
日化協

(2) タイ国内での農薬登録に関わる規制 ・タイ国内で農薬登録を取得するためには、予め日本で農薬登録を取得する必要がある(Country of origin制度)。このため、日本で販売する予定のない農薬であっても、日本で登録を取得する必要があり、余分なコストが生じる。
・タイ国内で農薬登録申請を行った後、当局による登録審査状況が不明瞭で、審査期間が異常に長い(同国の登録制度が適切に運用されれば、審査期間が2〜3年になるはずだが、実態として5〜7年を要している)。このため、生産および上市計画の想定が困難になり、事業活動に多大な支障がある。
・Country of origin制度の撤廃。
・登録審査状況の明確化及び農薬登録審査機関の審査の適正化(迅速化)。
・Royal Gazette Publication, Book no.126, Special chapter 166 Ngor, date 13 Nov B.E. 2552 (appendix, Full Registration no.3.12)
 

※経由団体:各個社の意見がどの団体を経由して提出されたかを表したものであり、表示団体を代表する「主張」「総意」等を意味するものではありません。
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