南アフリカにおける貿易・投資上の問題点と要望

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9. 輸出入規制・関税・通関規制
経由団体※
問題点
問題点の内容、国際経済法上・二国間協定上の解釈
要望
準拠法、規則、運用
日機輸
(1) 高輸入関税 ・輸入品についてTV25%、AC15%、冷蔵庫25%と高率(国内組立製品、EU製は一部免除)。更にExcise Duty物品税も追加で負荷される。一方、洗濯機(1タブ仕様)、ビューティー商品などは無税。
明確な基準と高関税是正のロードマップが不透明。
・南アフリカ消費者の生活向上と経済活性化のために、電器製品の関税率の見直しをし、公正な競争ができるレベルの関税率を設定してほしい。
日鉄連
(2) 輸入関税引き上げ ・2015年9月25日、HS 7210.41、7210.49、7210.61、7210.70、7210.90、7212.30、7212.40、7225.99 "free" から10%に調整関税引き上げ。
2015年12月4日、HS 73.03、73.05、73.06 free および10%から15%に調整関税引き上げ。
2015年12月18日、HS7213.91、7214.20、7227.90、7228.30、77228.60の調整関税がfreeから10%へ引き上げ。
2016年2月12日、半製品、厚板、冷延等に対する調整関税が、freeから10%に引き上げ。
2016年6月10日、一部熱延製品に対する調整関税がfreeから10%に引き上げ。
2016年6月24日、棒鋼、線材等に対する調整関税がfreeから10%に引き上げ。
・関税率の引き下げ。 ・Department of Economic Development Notice 1007 of 2015
日鉄連
(3) セーフガード措置の濫用 ・2016年3月24日、熱延鋼板類のセーフガード調査を開始。
2016年7月22日、クロの仮決定ながらも、暫定措置無し。
2017年1月19日、重要事実の開示において、輸入の急増・損害・因果関係を認定するも、公共利益の観点から措置発動せずとの結論。
2017年4月27日、南アフリカ政府がITACによるセーフガード最終決定をWTO通達。
2017年8月11日、南アフリカ政府がセーフガード税率を公示(1年目:12%、2年目:10%、3年目:8%)。
・調査の取り止め。
・日本材の対象除外。
日商

(4) 日本とのFTA未締結 ・EU製車両の関税のみ25%から18%に7%優遇されており、日本製やアジア製などの輸入についてコスト競争力が低く競争が難しい。 ・軽減税制を日本製やアジア製にも適用してほしい。
 

※経由団体:各個社の意見がどの団体を経由して提出されたかを表したものであり、表示団体を代表する「主張」「総意」等を意味するものではありません。
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