重要デシジョン1 (弁護士費用は訴訟全体の状況から) 弁護士費用の支払いは法廷での証拠と訴訟全体における 訴訟姿勢の状況から判断する
重要デシジョン2 (特許侵害とプロセキューション・ヒストリー) 審査経緯よりクレーム文言とイ号製品の差異が明らかであり、 イ号製品の文言侵害はない
重要デシジョン3 (損害賠償の増額) 陪審員が故意の侵害を評決しても必ずしも損害賠償を 増額しなければならないわけではない
重要デシジョン4 (自明性《容易性》を否定する先行技術の開示) 一見類似した意匠であっても、相異する部分が発明の目的と矛盾する結果を生じさせる場合は、反対の教示をしていることになり、103条(自明性)の適用はない
重要デシジョン5 (和解後の特許有効性の争い) 侵害について和解したが、権利の有効性を争っている場合において、 特許権無効のサマリー・ジャッジメントの是非をCAFCが判断しなかったとき、特許権無効については、公正かつ充分な裁判機会が無かったとして、 二次的禁反言の適用はなく、この点を将来の訴訟で争うことができる
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