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機械貿易動向
最新の機械貿易動向についての解説です
機械貿易動向
最新の機械貿易動向

・2020年12月の機械輸出額は4兆2,433億円、対前年同月比0.8%増と、26ヶ月ぶりに対前年同月比増加した。為替・営業日要因が1.9%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は2.8%増となった。2月17日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2021年1月の機械輸出は4.3%増であった。
・機械輸出の対前年同月比の減少幅が11月に広がり、日本からの機械輸出環境が一時悪化したが、12月には機械輸出額の対前年同月比が増加となり、機械輸出環境が再び改善に転じた。

・2020年11月の機械輸出額は3兆9,349億円、対前年同月比3.0%減と、25ヶ月連続で対前年同月比減少し、リーマンショック以降で対前年同月を下回った最長期間を更新している。為替・営業日要因が6.6%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は3.9%増となった。1月21日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年12月の機械輸出は0.9%増であった。
・機械輸出の対前年同月比の減少幅であるが、6月から継続して縮小していたが、11月に拡大に転じた。対前年同月比で増加した米国向け輸出も0.04%の微増にとどまり、他の5地域向けの輸出が対前年同月比で減少している。

・2020年10月の機械輸出額は4兆2,073億円、対前年同月比0.3%減と、24ヶ月連続で対前年同月比減少し、リーマンショック以降で対前年同月を下回った最長期間を更新している。為替・営業日要因が4.0%の増加寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は4.1%減となった。12月16日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年12月の機械輸出は2.9%減であった。
・今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響はリーマンショック時と比べると機械輸出金額の減少率は、少なくなっており、回復までの時間も短くなっている。これは、米国・中国向けの自動車輸出金額の回復の影響が大きい。

・2020年9月の機械輸出額は3兆8,453億円、対前年同月比5.2%減と、23ヶ月連続で対前年同月比減少し、リーマンショック以降で対前年同月を下回った最長期間を更新している。為替・営業日要因が5.3%の増加寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は10.0%減となった。11月18日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年10月の機械輸出は0.2%減であった。
・6月以来、機械輸出額の対前年同月比減少幅の縮小は続いており、日本からの機械輸出環境は改善されてきているが、感染再拡大の懸念もあり、新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立っていないため、今後も予断を許さない状況である。

・2020年8月の機械輸出額は3兆2,581億円、対前年同月比16.1%減と、22ヶ月連続で、対前年同月比で減少した。これは、一昨年来の米国の通商政策に伴う貿易摩擦やこれによる中国経済の成長率鈍化等の影響に加え、今年に入って新型コロナウイルス感染症によるグローバルな経済活動の鈍化が加わったためである。為替・営業日要因が4.9%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は11.8%減となった。10月19日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年9月の機械輸出は5.0%減であった。
・その中で、機械輸出額は対前年同月比減少の期間がリーマンショック以来最長となったものの、6、7月に続き、8月も減少幅の縮小は続き、日本からの機械輸出は回復に向かっていると考えられる。これは北米、EU、中国向けを中心に自動車輸出の対前年同月比の増加や減少幅の縮小が牽引している。

・2020年7月の機械輸出額は3兆3,563億円、対前年同月比20.8%減と、21ヶ月連続で前年同月比減少した。これは、①4地域向けで前年同月比減少したこと、②21業種中20業種が前年同月比減少したことなどによる。為替・営業日要因が4.9%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は16.7%減となった。9月16日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年8月の機械輸出は15.8%減であった。
・全商品貿易額・機械貿易額とも前年同月を下回っているものの5月を底に6~7月と減少幅を縮小させた。特に機械輸出全体の26%を占める北米向けでは、52%を占める自動車が前年同月比76.5%減(5月)→13.9%減(7月)と減少幅を大幅に縮小させた他、全体の28%を占める中国向けでは、約25%を占める産業機械(半導体製造装置等)が前年同月比7.4%増となるなど5か月ぶりに前年同月比で増加し、また、全体の12%を占める韓国・台湾向けでは、産業機械(主に半導体製造装置、前年同月比20.4%増)、電子ディバイス(同5.2%増)とも増加となる等、これらの要因が機械輸出全体の減少幅の縮小に寄与した。

2020年6月の機械輸出額は2兆9,887億円、対前年同月比28.8%減と、20ヶ月連続で前年同月比減少した。これは、①5地域向けで前年同月比減少したこと、②21業種中20業種が前年同月比減少したことなどによる。為替・営業日要因が9.2%の増加寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は34.8%減となった。8月21日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2020年7月の機械輸出は20.5%減であった。

2020年5月の機械輸出額は2兆4,252億円、対前年同月比34.3%減と、19ヶ月連続で前年同月比減少した。これは、①5地域向けで前年同月比減少したこと、②21業種すべてが前年同月比減少したことなどによる。為替・営業日要因が7.3%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は29.1%減となった。7月7日発表の貿易統計速報によれば2020年6月上中旬の全商品輸出は25.2%減であった。

2020年4月の機械輸出額は3兆1,054億円、対前年同月比27.3%減と、18ヶ月連続で前年同月比減少した。これは、①5地域向けで前年同月比減少したこと、②21業種中19業種が減少したことなどによる。為替・営業日要因が3.4%の増加寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は29.7%減となった。2020年5月の為替・営業日要因は7.2%の減少寄与要因となっているが、6月17日発表の貿易統計速報による簡易計算では、5月の機械輸出は34.1%減であった。


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