わが国の機械類の主要輸出国であり、また、日系企業の進出も多い欧州においては、消費者保護の高まりとともに海外製造物責任(PL)問題への対応がますます重要になっている。しかし、すでにPL指令に基づき各国で国内法が制定されているが、各国の法制度の運用、訴訟制度に差異が見られることから、平成16年度には、英国、、ドイツ、フランスの3カ国の調査を実施し、17年度についてはスウェーデン、イタリア、スペインのPL制度の実態を調査するとともに、米国、中国のPL関連動向、タイのPL法の制定動向についても情報収集を行った。
欧州はじめ海外のPL問題への対応を図る上でご活用いただきたい。
●目 次
第1章 スウェーデン
第2章 イタリア
第3章 スペイン
第4章 中国におけるPL関連判例
第5章 米国の最近のPL動向について
<講演要旨>
中国PLを取り巻く環境と日本企業の対応
タイの消費者保護関連法と製造物責任法案の概要について
この書籍は、競輪の補助金を得て作成されたものです